北韓のメディアが、 中国の共産党大会について、16日の開幕から詳しく報じました。
朝鮮中央通信と労働新聞は18日、「中国共産党大会が16日、北京の人民大会堂で開幕した。大会には、党員の代表2340人が参加した」と報じました。また、習近平国家主席の演説内容や党大会前に開催された中央委員会全体会議、党大会の予備大会など党大会以前の日程についても伝えました。
そのほか、今回の党大会の開幕の過程で採択された内容や今後議論される事案などについても具体的に報じました。一方、一連の行事に対する論評や分析はしませんでした。
北韓はこれまで、海外の主な会議については、会議が終わってから結果をまとめて報じてきました。今回のように、開幕から詳しく報じたのは異例で、共産党大会に対する北韓の関心が表れているとの見方が出ています。
これに先立って習主席は、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が中国の建国記念日「国慶節」にお祝いのメッセージを送ったことに対して、感謝の意を表するとともに、今回の党大会の開催やその意義に言及しました。これを受けて、北韓労働党の中央委員会も、中国共産党側に党大会の開催に対する祝電を送っていました。