新型コロナウイルスの新規感染者は、前の週に比べて2倍以上増え、3万人台となりました。
中央防疫対策本部によりますと、新型コロナの感染者は18日午前0時までに新たに3万3248人が確認されました。前日に比べて2万2000人、前の週に比べて1万7000人あまり増加しています。新たな感染者は5日連続で増加していて、8月以降続いていた減少傾向が鈍りつつあります。
新たに6人が亡くなり、死者数は累計で2万8856人となりました。亡くなった人の数が1桁となったのは、7月12日以降、およそ100日ぶりです。
防疫当局は、12月初めに本格的な新型コロナの再流行が始まる可能性があるとして注意を呼びかけています。
免疫力は、自然感染で6か月、ワクチン接種では4か月ほど保たれるという前提で、現在、新型コロナの免疫を持っている人は、自然免疫者1050万人、ワクチン接種免疫者230万人にとどまり、全人口の4分の3は免疫力が低いとみられています。
このため防疫当局は、60歳以上の感染リスクの高い高齢者に対して、改良ワクチンを積極的に接種するよう呼びかけています。
防疫当局は、11日から高齢の免疫低下者を対象に、オミクロンの変異株に特化した改良ワクチンの接種を行っています。ただ、4回目の接種率は14.6%、改良ワクチンの接種率は0.5%に過ぎず、接種率は極めて低い水準となっています。