大学入試センター試験に当たる大学修学能力試験まで残り1か月となりました。
ことしの大学修学能力試験は、11月17日午前8時40分から午後5時45分まで、全国84の試験地区、1373か所の試験会場で行われます。受験生は去年よりおよそ1700人減って、50万8030人です。
教育部は、ことしの大学修学能力試験も、新型コロナウイルス対策として一般受験生用と隔離対象受験生用に試験会場を分けて用意しました。一般の会場は1265か所が運営されますが、試験当日に症状が現れた受験生のために、会場ごとに「分離試験場」を追加で2か所以上運営できるように準備する方針です。
新型コロナに感染した受験生は、全国108か所に設置された「隔離試験場」で受験できます。また、入院中の受験生も全国24か所に設けられた「受験生用病院試験場」で受験が可能です。
教育部は、試験当日の朝の混雑を防ぐため、地下鉄とバスの運行間隔を減らして便を増やし、公共機関や企業の出勤時間を10時に遅らせるよう協力を呼びかける方針です。
さらに、英語の聴き取りの時間には、騒音を防ぐために航空機の離着陸や軍事訓練なども禁じられ、試験会場の近くで運行される公共交通機関は低速走行し、クラクションを鳴らさないよう協力を要請するということです。