日本など8つの国と地域に対してビザなしでの短期滞在を認める措置が、全面的に再開されます。 
 
日本などから韓国へのビザなし渡航は８月から限定的に行われてきました。
 
中央防疫対策本部は19日、日本や台湾など8つの国と地域に対してビザなしでの短期滞在を認める措置を11月1日から全面的に再開すると発表しました。
 
ビザなし入国を認めるのは日本、台湾、マカオ、ソロモン諸島、キリバス、ミクロネシア連邦、サモア、トンガの8つの国と地域で、これらの国や地域が新型コロナウイルスの水際対策を大幅に緩和し、韓国国民のビザなし渡航を認めたことを受けた措置だということです。
 
今回の措置により、新型コロナウイルスの感染拡大を受けておととし3月に韓国へのビザなし入国を中断した91の国と地域の全てに対して、ビザなし入国を認めることになりました。
 
政府は日本に対しておととし3月にビザ免除措置を停止し、翌4月には韓国人に対して入国禁止措置を取ったほかの国・地域に対してもビザなし入国を一時的に停止していました。
 
韓国にビザなしで入国できるのは合わせて112の国と地域で、ビザなし入国の全面再開は2年半ぶりです。
 
政府はまた、これまで制限していたクルーズ船の入港なども今月24日から再開し、観光客の誘致をさらに進める方針です。
 
クルーズ船内では、検温や共用の室内スペースでのマスク着用などの感染防止措置を守らなければならないということです。