韓国製の多連装ロケットシステム「天舞(チョンム)」がポーランドに輸出されることになりました。
ハンファグループ傘下の軍需企業、「ハンファディフェンス」は19日、ポーランドの国防省と首都ワルシャワで、多連装ロケットシステム「天舞」の輸出に関する基本契約を結びました。
契約数量は288基で、現地メディアは金額で60億ドルに上るとみられると報じました。
基本契約は本契約を締結する前に、事業の予算を設定するためのポーランド側の手続きで、本契約は年内にも結ばれそうです。
天舞は、最大で80キロの射程距離を誇り、リアルタイムでの精密射撃統制が可能な装置を備えた車両移動式発射管と弾薬運搬車からなります。
239ミリの誘導弾、227ミリの無誘導弾、130ミリの無誘導弾のいずれも発射でき、227ミリの無誘導弾1基に入っている900発あまりの子弾は、サッカーグラウンドの3倍の面積を焦土化する能力があります。