労働災害による死亡事故が相次いでいることを受け、政府が特別対策を講じると明らかにしました。
雇用労働部は23日、「最近相次いでいる労働災害による死亡事故を予防し、より安全な産業現場づくりに向け、特段の対策を講じる」としたうえで、「事故の再発リスクと国民の懸念が高いSPCグループについては、強力な監督を実施する」と明らかにしました。
先月26日に大田(テジョン)にある現代プレミアムアウトレットの火災で7人、今月15日にソウル郊外の平澤(ピョンテク)市にあるSPCグループのパン工場の機械に挟まる事故で1人、21日にはソウル郊外の安城(アンソン)市にあるSGCイーテックの物流センターの工事現場が崩壊する事故で3人が亡くなっています。
雇用労働部は今後、全国のSPCグループの食料・原料系列会社の現場の危険要因と安全管理システムなどの構造的な問題を把握し、今週中に監督対象を特定したうえで、抜き打ち監査を行う予定です。
また、SPC グループだけでなく、24日から12月2日までの6週間、食品混合機などを保有している13万5000あまりの事業場を対象に、安全措置基準に違反していないか取り締まりを行うということです。
取り締まりで摘発された事業所については、是正命令と使用中断命令など行政措置を取るほか、50人未満の事業所については、安全措置の改善に充てる費用などを支援する方針です。