落ち着きを見せていた新型コロナウイルスの感染は、最近、拡大傾向を示し、1日の新たな感染者数は1か月ぶりに4万人を上回りました。
中央防疫対策本部によりますと、新型コロナの感染者は25日火曜日午前0時までに新たに4万3759人が確認されました。週明けの月曜日は検査件数が比較的少ないことを踏まえても、前日に比べて2万9457人多く、急増しました。
新たな感染者は5日連続で前の週に比べて増えていて、9月21日以降、34日ぶりに4万人を上回りました。また、1週間前の18日と比べると1万536人、2週間前の11日に比べると2万8293人多く、およそ2.8倍に増えています。
防疫当局や専門家からは、減少傾向にあった新型コロナが冬場に再流行する可能性が高いとする見方が出ています。
新型コロナ特別対応団長を務めるチョン・ギソク国家感染症危機対応諮問委員長は24日、「新型コロナの流行が停滞期を抜けつつある。週ごとの1日平均感染者数が2万人の水準を維持したのち、急激な増加傾向を示した場合は再流行が始まったと判断できる」と述べました。