日本の海上自衛隊が来月6日に開催する国際観艦式に韓国海軍を参加させると、国防部が明らかにしました。
観艦式への参加について国防部は27日、日本が主管する国際観艦式に、韓国海軍がこれまで2回参加したことや、国際慣例などを総合的に考慮して決めたと説明しました。
また、北韓が挑発行為を繰り返すなど厳しい韓半島情勢を踏まえ、韓国海軍の観艦式への参加が持つ安全保障上の意味を最優先に考慮したと強調しました。
今回の観艦式に韓国から派遣される最新鋭の軍需支援艦「昭陽」は、今月29日に南部の鎮海(チネ)港を出て、来月1日に日本の横須賀港に入る予定です。
韓国海軍は観艦式に参加したあと、参加国の艦艇と来月7日まで共同訓練を行う計画です。
また、30か国あまりの海軍の高官らが出席する西太平洋海軍シンポジウムについては、「韓国海軍が周辺国や国際社会と海洋安全保障をめぐる協力を強化する良い機会だ」と明らかにしました。
韓国海軍が日本の観艦式に参加するのは、朴槿恵(パク・クネ)政権時代の2015年以来、7年ぶりとなります。
日本がことし1月、韓国をはじめとする西太平洋地域の友好国の海軍を観艦式に招待したことを受け、政府と軍当局は世論の動向などを注視するとともに、韓日米による安保協力の実益などを踏まえて検討を進めてきました。
一方、日本の海上自衛隊は2018年、済州島で開かれた国際観艦式に招待されましたが、韓国が旭日旗の掲揚を自粛するよう要請したのを受け、参加を取りやめています。