北韓は、韓国とアメリカの軍による大規模な空中合同軍事演習を軍事的な挑発と非難し、「強化された次の段階の措置を考慮する」と威嚇しました。
韓米の大規模な空中合同軍事演習「ビジラント・ストーム」は、31日から11月4日までの日程で始まりました。
北韓外務省は31日、談話を発表し、「外部の軍事的脅威から国家の自主権と人民の安全、領土を守るために必要なあらゆる措置をとる準備ができている」と明らかにしました。また、アメリカが引き続き軍事的挑発を行う場合は、「強化された次の段階の措置を考慮すること」になると警告しました。
北韓は、アメリカが重大な事態の発生を望まないのであれば演習を中断すべきで、継続した場合の結果はすべてアメリカに責任があると主張しています。
一方、中国メディアも韓国とアメリカの合同演習に対し、「予測不可能な結果を招きかねない」と警告のメッセージを送りました。中国国営の英字新聞「グローバルタイムズ」は、「F-35A」や「F-35B」など韓米の軍用機240機あまりが参加する訓練について、「韓半島の対立の悪循環をもたらす」として、アメリカが北東アジアや西太平洋地域に軍事介入するための準備をしていると主張しています。