北韓が海上の軍事境界線にあたるNLL=北方限界線の南側に初めて弾道ミサイルを発射したことを受けて、韓日米の外交高官が電話で対応を協議し、連携を強化することで一致しました。
外交部によりますと、外交部の金健(キム・ゴン)韓半島平和交渉本部長は2日午前、アメリカ国務省のソン・キム北韓担当特別代表、日本外務省の船越健裕アジア大洋州局長とそれぞれ電話で協議し、北韓が国際社会の度重なる警告にもかかわらず、再び国連安保理決議や南北軍事合意に違反する挑発に乗り出したことを強く非難しました。
3人は、北韓が韓半島東の海、東海(トンへ)のNLLを超え、韓国の領海付近に弾道ミサイルを落下させたのは、これまでになかった軍事的挑発だとして、韓半島や域内の平和を深刻に脅かす挑発は決して容認できないと強調しました。
また、梨泰院の転倒事故を受けた「国家哀悼期間」中に、北韓が挑発に乗り出したことを非難しました。
さらに、北韓に対して挑発をただちにやめ、対話に復帰するよう促すほか、国際社会の断固とした対応に向けて、引き続き2国間、3か国間での意思疎通や連携を強化していくことで一致しました。