北韓が2日、およそ25発の弾道ミサイルを相次いで発射したことを受けて、韓国とアメリカの外相が電話で会談し、対応を協議しました。
朴振(パク・チン)外交部長官とブリンケン国務長官は2日、電話で会談し、「北韓がNLLの南側の韓国の領海付近に弾道ミサイルを発射したことは前例のない重大な軍事的挑発だ」と強く非難しました。
また、今回のミサイル発射が梨泰院の転倒事故を受けた「国家哀悼期間」中に行われたことについて、「人倫や人道主義に反する行為だ」と非難しました。
さらに、韓米連合防衛体制を維持しながら、北韓のさらなる挑発の可能性にも徹底して備えることや、北韓の核やミサイルの脅威への対応に向けた協力を引き続き強化していくことで一致しました。
一方、ブリンケン長官は梨泰院の転倒事故で多くの死者が出たことについて、お見舞いの言葉を伝え、韓国の国民に寄り添う姿勢を示しました。
これに対して朴長官は、「アメリカのお見舞いのメッセージが国民に大きな力になる」として感謝の意を伝えました。