北韓による境界線を越えた弾道ミサイルの発射について、アメリカ国務省は「無謀な判断」だと非難しました。
国務省の報道官は現地時間の2日、定例の会見で、北韓の弾道ミサイル発射について、「NLL=北方限界線を越えた発射は、無謀な決定だ」と非難したうえで、7回目の核実験を含め、さらなる挑発行為への懸念を示しました。
この報道官は、「アメリカは同盟やパートナーと情報を交換し、連携策について十分議論している」と強調しました。
また聯合ニュースに送ったコメントで、「アメリカは北韓の弾道ミサイルの発射と、事実上の海上の軍事境界線であるNLLの南側にミサイルを発射した無謀な決定を非難する。これは複数の国連安保理決議に反するものだ」と非難しました。
これは、「国連制裁やアメリカの追加の独自制裁だけでなく、あらゆる対応策をただちに実行することができる」と事実上、最後の警告を行ったものとみられます。
一方、アメリカホワイトハウスは、北韓がロシアに対して兵器を供与しているという情報を公開しました。
ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は現地時間の2日、「北韓がロシアに相当な数の砲弾を秘密裏に供与したという情報を得た。この兵器はウクライナとの戦争に使われたとみられる」と明らかにしました。
アメリカ国務省もこの情報を確認し、追加の制裁に踏み切る方針を明らかにしました。