新型コロナの感染拡大の影響で中止となった韓国と日本を結ぶ国際フェリーの運航が再開され、2年8か月ぶりに日本人の乗客が船便で韓国に入国します。
釜山港湾公社が3日、発表したところによりますと、釜山と福岡を結ぶ2600トン級の「クイーンビートル」が乗客140人あまりを載せて、4日、釜山港に入る予定だということです。
韓国と日本を結ぶ国際フェリーはおととしの3月9日以降、運休となっていました。
釜山と大阪を結ぶ「パンスタードリーム」が今月1日、大阪に向けて出発しましたが、日本人の乗客を乗せて釜山港に入るのは「クイーンビートル」が初めてです。
釜山港湾公社は、船会社と日本の港湾の準備が終わりしだい、ほかのフェリーの運航も次々と再開できると期待しています。
釜山港湾公社の関係者は、「これまで中止となっていた韓日間のフェリーの運航が本格的に再開され、海洋観光産業や地域経済の活性化につながることを期待する」と話しています。