韓国の東部、奉化(ポンファ)の亜鉛鉱山で坑道が崩壊し、坑道内に閉じ込められていた作業員2人が4日深夜、9日ぶりに救助されたことがわかりました。
先月26日午後6時頃、およそ900トンの土砂が坑道に流れ込み、地下190メートルの地点で作業をしていた60代と50代の男性が閉じ込められました。
消防などが救助作業を続け、4日夜になって救助されました。2人は救助隊員に支えられながらも歩いて脱出するなど健康状態は良好だということです。
2人は砂糖入りのインスタントコーヒーで飢えをしのぎ、地下水で水分を補給しながら、ビニールや木材でテントを作って風よけにしたということです。
警察と産業通商資源部は7日に合同鑑識を行うなど、坑道内の安全性について調べることにしています。
一方、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は6日、「国民に希望を与えた」とのメッセージを記したカードとプレゼントを2人に送りました。