ソウル市南西部の永登浦(ヨンドゥンポ)駅付近で6日午後8時52分ごろ、列車が脱線する事故が起き、日本人1人を含む乗客35人が軽いけがをしました。
消防当局と韓国鉄道公社によりますと、列車はソウルの龍山(ヨンサン)駅を出発し、永登浦駅に入ろうとしたところ、6両目の車両が線路から離脱しました。
列車には乗客279人が乗っていて、35人が軽傷を負い、このうち20人が病院に搬送されました。負傷者のうち、外国人は日本人1人を含む5人でした。
この事故で、地下鉄1号線の一部区間の運行が中止となるなど、82本の列車に影響が出ていて、7日朝、出勤する市民は大きな不便を強いられました。
韓国鉄道公社は詳しい事故原因を調べています。
事故の復旧作業は7日午後4時以降に終わる見込みで、それまで龍山駅と永登浦駅では列車が停車しないということです。