梨泰院の転倒事故を追悼するため、各地ではイベントやお祭りを中止する動きが出ており、ソウルの江南（カンナム）にある永東大路（ヨンドンデロ）で予定されていたサッカーワールドカップの街頭応援も中止となりました。 
 
永東大路の街頭応援を主催する現代自動車は7日、「最近の社会の雰囲気を考慮し、今月20日に開幕するワールドカップカタール大会の街頭応援は行わないことに決めた」と発表しました。
 
永東大路での街頭応援は、2010年のワールドカップ南アフリカ大会から続いてきた大規模なイベントで、2014年にセウォル号の沈没事故を受け規模が縮小したことはありますが、全面中止となったのは今回が初めてです。
 
これに先立って、大韓サッカー協会も先週、ソウルの鐘路（チョンノ）区にある光化門（クァンファムン）で予定されていた街頭応援の中止を決めています。光化門の街頭応援は、2002年の韓日大会から始まったもので、中止となったのはことしが初めてです。