北韓は、ロシアと兵器の取り引きを行ったことはなく、その計画もないという立場をあらためて主張しました。
北韓の朝鮮中央通信は8日、北韓国防省は軍事対外事業局副局長の談話を発表し、ロシアと兵器の取り引きをした事実はなく、今後もそのような計画はないと明らかにしたと報じました。
さらに、アメリカは北韓とロシアとの間で兵器の取り引きが行われたと主張し、根拠のない言いがかりで世論操作を行っていると批判しました。
アメリカの情報当局はことし9月、ロシアがウクライナ侵攻のために北韓から砲弾やロケット数百万発を購入しようとしていると明らかにしました。これを受けて北韓は国防省装備総局副局長の名義で談話を発表し、アメリカの主張を否定しました。
その後、アメリカのNSC=国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官は今月2日、北韓がロシアに大量の砲弾を供与しているという情報があると、再び主張していました。