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政治

北から贈られた「豊山犬」 文前大統領が政府に返還の意向

Write: 2022-11-08 15:22:43Update: 2022-11-08 15:49:02

北から贈られた「豊山犬」 文前大統領が政府に返還の意向

Photo : KBS News

2018年の南北首脳会談の際に北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長から文在寅(ムン・ジェイン)前大統領に贈られた北韓原産の狩猟用犬種、豊山(プンサン)犬について、文前大統領が政府に返還する意向を明らかにしました。 
 
文前大統領は、2018年9月に平壌(ピョンヤン)で行われた南北首脳会談当時、金委員長から豊山犬のつがいを贈り物として受け取りました。
 
大統領への贈り物は、現行法では大統領記録物とされるため、政権が変わった場合は新政権に移管されますが、大統領記録館には動植物の管理・飼育施設が整備されておらず、元の飼い主と暮らすことが動物福祉の側面からも適切だという判断から、文前大統領の任期最終日の5月9日に文大統領に豊山犬のつがいとその2匹の間に生まれた子犬を預ける協約を締結しました。
 
この協約には「飼育および管理に必要な物品や費用を予算の範囲内で支給する」という内容が盛り込まれていました。
 
ところが最近、文前大統領側が豊山犬のつがいとを政府に返還すると明らかにしました。
 
文前大統領側によりますと、行政安全部は、前大統領に管理費用を支給するための施行令を設けようと6月から準備してきましたが、大統領室による異議により国務会議に上程されなかったということです。文前大統領サイドは、大統領室の異議の理由はわからないとしています。
 
大統領室は、関連部署が施行令改正のために協議を進めているだけで、白紙化されたわけではないとして、返還は文前大統領側の判断に過ぎないと反論しています。

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