ASEAN=東南アジア諸国連合の首脳会議やG20=主要20か国首脳会議に合わせて、韓日米3か国の首脳会談が開かれることになりました。
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領はカンボジアのプノンペンで開かれるASEAN+3首脳会議やインドネシアのバリ島で開かれるG20首脳会議に出席するため11日から5日間の日程でこの2か国を訪れます。
尹大統領は10日午前、記者団に対して、今回のASEANやG20の会議に合わせて韓日米首脳会談を開催すると明らかにしました。
3カ国首脳会談について、アメリカのロイター通信は、アメリカ政府当局者の話を引用し、「13日にカンボジアのプノンペンで開かれる」と伝えました。
一方、日本やアメリカとの2国間会議の可能性について、尹大統領は、「首脳会談の開催がその場で決まる場合もあり、調整されていたものが都合によって取り消される場合もある。複数の重要な首脳会談について決定または調整が進められている」と話しました。
大統領室は、韓米首脳会談は調整を進めていて、韓日、韓中の首脳会談はなにも決まっていないと話しています。
梨泰院(イテウォン)の転倒事故の収拾や操作が続いている中での歴訪となることについて、尹大統領は、「ASEANは世界の荷動き量の50%を占め、企業数万社が投資を行っている地域だ。大統領として、韓国企業の経済活動を後押しするため、会議への出席は避けられないと判断した」と説明しました。
一方、尹大統領は、転倒事故の真相解明に向けた野党の国政調査の要求については、「警察の捜査が終わってから、検察による真相解明に向けた捜査が行われることを国民が望んでいると思う」として、否定的な考えを示しました。