政府系シンクタンクのKDI=韓国開発研究院が、来年の韓国の経済成長率の見通しを1.8%に下方修正しました。
KDIは10日、来年の韓国の経済成長率の見通しについて、5月に発表した2.3%から0.5ポイント引き下げて1.8%としました。
インフレに対応するため主要国が相次いで利上げに踏み切るなか、景気減速の影響で韓国の輸出がさらに厳しくなることが背景にあります。
また民間の負債が急激に膨らんでいるなかで、市中金利が上昇し、国内の消費の回復ペースも鈍るとみられています。
こうしたことからKDIは、輸出と投資がともに振るわず、来年、韓国経済は景気減速の局面に入るという見通しを示しました。
景気減速の局面でも、物価の高止まりは続くとみられます。
来年は原油価格が落ち着き、物価の上昇率は小さくなるとみられますが、それでも物価安定の目標としている2%を上回る3.2%になる見通しです。
KDIは、国内外の金融市場が不安定になる可能性に備え、金融の健全性を強化する努力が必要だと強調しました。
また当面、利上げ基調は維持する必要があるが、景気減速を考慮し、利上げのスピードを調整する必要があるとしています。