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政治

韓国 米に武器輸出を協議 ウクライナ関係か

Write: 2022-11-11 13:43:56Update: 2022-11-11 17:18:40

韓国 米に武器輸出を協議 ウクライナ関係か

Photo : YONHAP News

アメリカのウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は現地時間の10日、韓国がアメリカにウクライナ軍向け砲弾を初めて輸出すると、アメリカ政府当局者の話として報じました。 
 
それによりますと、両国間の武器取引に関する秘密協定にもとづき、アメリカは韓国から155ミリの砲弾を10万発購入し、ウクライナに供与する予定だということです。これはウクライナの各砲兵部隊が少なくとも数週間にわたって激しい戦闘を続けることができる分量だということです。
 
今月初めにアメリカを訪問した韓国の李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防部長官がアメリカのオースティン国防長官と会談した際、武器輸出に関して合意したということです。
 
韓国政府はロシアのウクライナ侵攻後、防毒マスクや防弾ヘルメット、テント、毛布、医療品などをウクライナに支援してきましたが、殺傷兵器は支援しない方針を取ってきました。
 
今回の武器提供については、実質的にはウクライナ向けであっても、韓国が武器を提供するのはウクライナではなくアメリカだという論理にもとづき、ウクライナに殺傷兵器を供与しないという方針を維持できるという見解です。
 
この報道について、国防部は11日、アメリカへの砲弾供与について協議していると明らかにしました。
 
国防部は声明で、「アメリカの155ミリ砲弾の在庫不足を補うため、アメリカと韓国企業の間で砲弾の輸出交渉が行われている。アメリカがエンドユーザーという前提だ」と説明し、ウクライナに殺傷兵器を提供しない韓国政府の方針に変更はないと強調しました。
 
ロシアのプーチン大統領は先月、「韓国がウクライナに兵器や弾薬を提供した場合、韓国とロシアの関係は破綻する」と発言しており、ロシアがどう反応するか注目されます。

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