カンボジアを訪れていた尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が現地時間の14日、次の訪問先であるインドネシアのバリに到着しました。
尹大統領は14日、インドネシアに進出した韓国企業の経営者らとの昼食会に出席したあと、B20サミット、韓国とインドネシアのビジネス・ラウンドテーブルにそれぞれ出席します。
B20サミットは、G20=主要20か国の経済団体や企業の代表らが出席するビジネスサミットです。
尹大統領は14日午後3時にB20サミットで、「グローバル複合危機の克服」をテーマに基調演説を行い、民間主導の供給革新から解決策を見出すことと、その方法としてデジタルへのシフトを提案する見通しです。
また、G20首脳会議を前に注目されるのが、韓国時間の14日夕方に開かれる予定の米中首脳会談です。
バイデン大統領と習近平国家主席が初めて対面で会談しますが、北韓の核問題をめぐる議論の行方に関心が集まっています。
尹大統領は、外遊日程の最終日となる15日のG20の開幕行事で、習近平首席と初めて顔を合わせることになりますが、14日または15日に韓中首脳会談が行われる可能性が取りざたされています。
大統領室の高官は、歴訪前の時点では韓中首脳会談について否定的な見方を示しましたが、12日の会見で可能性が高まっていることを示唆し、韓中首脳会談が実現するかどうかに関心が集まっています。