中央防疫対策本部は15日、韓国で3人目となるサル痘の患者が確認されたと明らかにしました。
この患者はアラブ首長国連邦から今月4日に入国した韓国人で、入国から4日後の8日から発熱などの症状が確認されたほか、13日からは皮膚に感染を疑わせる症状が見られたためPCR検査を行ったところ、陽性が確認されたということです。
この患者は現在、指定医療機関で治療を受けており、局所の痛みなどはあるものの、体調は良好だということです。
国内の初めてのサル痘の感染確認はことし6月22日で、患者はドイツから帰国した韓国人でした。2件目は9月3日で、ヨーロッパから帰国した韓国人でした。
一方、新型コロナも再流行が続いています。
中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は16日午前0時までに新たに6万6587人が確認されました。
感染が急速に広まっているものの、感染と重症化を予防する改良ワクチンの接種率は依然として低い水準となっています。
15日時点で18歳以上の接種率は3.7%、60歳以上の高齢者層も10.8%にとどまっています。