尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、韓国を訪れたオランダのルッテ首相と会談し、両国関係を戦略的パートナーシップに格上げすることで合意しました。
尹大統領は17日、大統領室でルッテ首相と会談したあと、共同記者会見で、両国関係を戦略的パートナーシップに格上げすることで合意したと明らかにしました。
両国は2016年に「包括的・未来志向のパートナーシップ」を結んでいます。
尹大統領は、会談で政治、安全保障、経済、文化、地域・グローバルな懸案を含む包括的分野で両国間の協力を深めるため、踏み込んだ意見交換を行ったと話しました。
また北韓の核やミサイルの脅威、ロシアとウクライナの戦争、サプライチェーンの混乱、エネルギー危機、民主主義の危機など、新たな挑戦に対応するため、両国が共通の価値にもとづくパートナーシップをさらに深めることで一致したということです。
さらに、両国間の経済安全保障におけるパートナーシップの重要性と、半導体の製造装置で強みを持つオランダと半導体製品の製造で強みを持つ韓国の相互補完的な協力の強化で一致しました。
両首脳は、原子力、その他のエネルギー、先端技術などでも協力を続けることにしました。
また来年初めにオランダのハーグでAI=人工知能の軍事的転用に関する閣僚会議を共同で開くことを明らかにしました。