18日から京畿道(キョンギド)の高速道路を走る広域路線バスの半分近くで、立ち乗りができなくなりました。
立ち乗りができなくなったのは、京畿道広域バスを運行するKD運送グループの傘下にある14のバス会社の146路線です。バスの台数は合わせて1100台あまりで、京畿道の広域バス全体のおよそ44%を占めています。
14社は、ソウル・梨泰院(イテウォン)での転倒事故を受けて、事故の予防をはかるために立ち乗りを禁止する方針を決めたということです。
高速道路を走る広域路線バスの立ち乗りは、1981年から禁止されていますが、事実上黙認されていて、2014年のセウォル号の沈没事故の後、より厳格にルールが適用されるようになったものの、一部のバス会社は、通勤ラッシュの時間帯に乗客が集中することから立ち乗りを認めてきました。
今回14社が立ち乗りを禁止したことで、ほとんどの広域バスで立ち乗りができなくなりました。
新たに立ち乗りが禁止になった146路線のうち69路線では、通勤時間帯に2300人が立ち乗りをしていて、国土交通部は、混乱を減らすために今月中にバス15台を新たに投入し、今年中に46台をさらに追加して座席を2300席増やすとしています。