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死者・不明は121人に 貯水池のタクシーに4遺体

Write: 2003-09-15 00:00:00Update: 0000-00-00 00:00:00

死者・不明は121人に 貯水池のタクシーに4遺体

先週12日から13日にかけて、韓国南東部を襲った台風14号による被害は、その後さらに増え、死者96人、行方不明25人にのぼっています。最も大きな被害を受けた慶尚南道では14日午後になって、昌寧(チャンニョン)郡で貯水池に沈んでいたタクシーを引き揚げたところ、車内から乗客と運転手の合わせて4人の遺体が見つかるなど死者・行方不明は59人にのぼっています。建物の全壊と半壊は合わせて1,940棟、農地の浸水1万7,420ヘクタール、船の座礁や破損465隻など、合わせて1兆1,834億ウォンの被害となっていますが、被害の届け出が相次いでいるため、最終的には1兆5,000億ウォンを超えるものとみられます。また台風14号によって一時は147万世帯が停電し、鉄道は9つの線で77カ所が被害を受け、釜山港では強い風でコンテナー荷役用の巨大なクレーン11基が破損しました。そして東海岸にある原子力発電所のうち古里(コリ)原発で4基が、月城(ウォルソン)原発で1基が、送電線路と主変圧器に異常が生じたため、運転を中止していましたが、補修作業が終わり、科学技術部の安全検査を受け、15日、運転を再開しました。住宅地域への電力供給は、15日ほとんど再開しましたが、送電鉄塔の被害が大きい巨済島は、復旧までに時間がかかるものとみられます。韓国電力では、台風14号による被害は129億ウォンとみています。鉄道は損壊した77カ所のうち49カ所が復旧しましたが、嶺東線は橋が崩れたため、復旧に1カ月以上かかるものとみられています。また釜山港のコンテナークレーンのうち、レールをはずれた3基は3カ月ほどで運転を再開できますが、倒れて折れ曲がった8基は撤去のうえ、地盤の復旧、新しい機械の製作とすえつけに最大で15カ月ほどかかるとみられ、韓国経済を支える釜山港の輸出入にかなりの支障が懸念されています。

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