新型コロナの療養病院に入院中の患者は、オミクロン株対応の改良ワクチンを接種していない場合、21日以降は外出が禁止されると、中央防疫対策本部が明らかにしました。
ウイルスに感染もしくはワクチンを接種してから120日以内の場合は禁止の対象外です。
今回の措置は、新型コロナの再流行によって1日の感染者数が増えているものの、改良ワクチンの接種率が依然として低いことによるものです。
接種率は16日時点で、療養病院など感染リスクの高い施設の利用者は11%、60歳以上の高齢者層は13.2%にとどまっています。
こうした状況を受け、21日からは事前の予約なしで改良ワクチンの接種を受けられるということです。
さらに政府は、21日から来月18日までの1か月間を「集中ワクチン接種期間」に指定し、感染リスクの高い施設の利用者は60%、60歳以上の高齢者層は50%まで接種率を引き上げる方針です。