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政治

文前大統領 前安保トップの逮捕に遺憾表明

Write: 2022-12-05 09:51:07Update: 2022-12-05 11:04:46

文在寅(ムン・ジェイン)前大統領は4日、文前政権の安全保障政策の責任者だった徐薫(ソ・フン)前国家安保室長が逮捕されたことについて、遺憾を表明しました。 
 
徐室長は、2020年に韓半島西の海、西海(ソヘ)を漂流中だった海洋水産部所属の公務員男性が北韓軍に射殺された事件について、男性が自ら北韓への亡命を試みたとの判断を下し、その判断と食い違う機密情報の削除を指示したとして、職権乱用などの疑いで3日逮捕されました。
 
文前大統領は4日、自身のフェイスブックで、「徐室長は、金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)、文在寅(ムン・ジェイン)政権のすべての対北韓交渉にかかわった最高の北韓専門家だ」とし、「長年の年輪と経験を備えた信頼という資産を損なうとは、非常に残念だ」と指摘しました。
 
そのうえで、「徐室長は、文政権初期の北韓の核とミサイルの脅威を乗り越え、平和オリンピックと米朝首脳会談を導き出し、平和への大転換を成し遂げた」と強調しました。
 
そして、「南北間、韓米間における最高の交渉戦略は信頼だ。信頼は一朝にして構築されず、長年にわたる一貫した努力が必要で、信頼が一度崩れると状況は更に厳しくなる」と指摘しました。
 
一方、文前大統領のフェイスブックの投稿と関連し、与党「国民の力」の朴正河(パク・チョンハ)首席報道官は、「文前大統領が徐前室長の問題について敏感に反応している理由は、徐室長の肩を持ち、自分の責任から逃れたいためだ」と批判しました。

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