国会は11日、ソウル・梨泰院(イテウォン)の転倒事故の責任をめぐって、警察を管理・監督する李祥敏(イ・サンミン)行政安全部長官の解任建議案を可決しました。
解任建議案は過半数を占める最大野党「共に民主党」が提出したもので、与党「国民の力」が採決に反発して欠席するなか、野党主導によって出席議員183人のうち、賛成182人で可決しました。
「共に民主党」は、「158人の命を奪った事故の責任を問う」として尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に対し、建議案の受け入れを求めました。
解任建議案に法的強制力はなく、尹大統領は応じない見通しです。
与党は、「野党は政府・与党の足を引っ張ろうとしている。大統領選挙の結果に対する不服だ」と強く批判しています。