韓国のことしの貿易収支は14年ぶりの赤字となり、赤字幅は初めて500億ドルを上回り、過去最大の赤字となる見通しです。
関税庁が13日、まとめたところによりますと、ことし12月10日までの貿易収支は474億6400万ドルの赤字でした。年額に換算すると過去最高で、これまでの最大の赤字だった1996年の2.3倍に上る規模です。
韓国の貿易収支が赤字に転落するのは、リーマンショックが発生した2008年以降、初めてです。
ことしの貿易収支は、ロシアによるウクライナ侵攻などの影響で原材料の価格が高騰して輸入額が上昇したことにより、赤字幅が大きくなりました。
ことしの貿易赤字の規模について、韓国貿易協会は450億ドル、産業研究院は426億ドル、韓国経済研究院は480億ドルとそれぞれ予想していましたが、これを上回り、初めて500億ドルを突破する見込みです。