メニューへ 本文へ
Go Top

政治

尹大統領 IAEA事務局長に北韓の非核化で協力要請

Write: 2022-12-16 11:00:47Update: 2022-12-16 11:15:15

尹大統領 IAEA事務局長に北韓の非核化で協力要請

Photo : YONHAP News

尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は15日、韓国を訪れているIAEA=国際原子力機関のグロッシ事務局長と龍山の大統領室で会談し、北韓の非核化や日本の東京電力福島第一原発の汚染処理水の海洋放出の問題などを議論しました。  
 
尹大統領は、北韓が核やミサイルを高度化していることに懸念を示し、IAEAが核の監視活動や査察の準備態勢を強化することで、北韓の核による挑発を阻止するほか、北韓の非核化の実現に協力してほしいと呼びかけました。
 
これに対して、グロッシ事務局長は、北韓問題への国際社会の懸念に共感を示し、北韓の核開発を阻止し、核不拡散体制を守るために、IAEAもあらゆる努力を傾けると述べました。
 
尹大統領は、日本の福島原発の汚染処理水の海洋放出への韓国国民の懸念を伝えたうえで、IAEAにこの問題を科学的で客観的に検証するよう要請し、グロッシ事務局長は、「確固たる透明性にもとづいてこの問題を扱っている。すべての過程において、随時、資料を公開するなど韓国と緊密に連携する」と答えました。
 
尹大統領は、韓国は原子力エネルギーの活用で模範を示していると強調したうえで、IAEAが目指す、平和で安全な原子力の利用の増進に引き続き貢献していくと述べました。
 
グロッシ事務局長は、「原子力をめぐる韓国と北韓の相反する選択の結果は明確だ。韓国は原子力を平和的に利用し、世界の原子力発電をリードする国となった」と評価しました。
 
また、次世代型の「小型モジュール炉(SMR)」の開発や原発関連規制の緩和、新たなルールづくりなどで韓国企業と緊密に協力したい意向を示しました。
 
尹大統領とグロッシ事務局長は、ウクライナの原発の安全を確保するため安全地帯を設けることや、そのための国際社会の協力についても意見を交わしたということです。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >