韓国と日本、中国の3か国は、医療保健関連の大臣級会合を開き、感染症対策で緊密に協力していくことなどを盛り込んだ共同声明を採択しました。 
 
16日に行われたオンライン会合は、韓国が議長国を務め、曺圭鴻（チョ・ギュホン）保健福祉部長官、日本の加藤厚生労働大臣、中国の曽益新・国家衛生健康委員会副主任が出席しました。
 
会合で3か国は、感染症への対応における協力や、医療や老後の保障に関する各国の経験を共有するなど連携を強化する内容の共同声明を採択しました。
 
共同声明では、「新型コロナウイルスによるパンデミックを克服し、未来のパンデミックや地域で流行する感染症の脅威と影響を減らすための備えが重要だ」とし、感染症対策で緊密に協力するとしています。
 
また、公的医療保障制度の確立や充実に向けた知識と専門性にもとづいて、韓国と中国、日本が、WHO＝世界保健機関など国際機関と緊密に協力することや、健康な老後と活力ある高齢社会の達成などに向けた協力を拡大していくとしています。
 
韓日中の保健相会合は、新型インフルエンザ対策を協議するため2007年に始まり、ほぼ毎年開かれています。来年は中国で開かれる予定です。