韓国で働いている外国人の数は、ことしは去年よりやや減少しました。
統計庁が20日、まとめたところによりますと、ことし5月の時点で、韓国国内の外国人就労者数は84万3000人で、1年前と比べて1万2000人(1.4%)減少しました。
外国人就労者数は2020年の84万8000人から、去年は85万5000人に増えましたが、今年は減少しました。
韓国に在留する15歳以上の外国人は130万2000人で、前の年より3万人減りました。一方、雇用率は64.8%で0.6ポイント上昇し、失業率は4.2%で1.8ポイント下落しました。
国籍別に見てみますと、韓国系中国人の就業者数が33万1000人で最も多く、増減では、中国人が4000人増え、韓国系中国人9000人、ベトナム人4000人がそれぞれ減少しました。
一方、過去1年間で差別を受けたことがあるかという問いに対して、「ある」と答えた外国人は、全体の19.7%でした。差別の主な理由は、出身国家(58%)が最も多く、韓国語能力(27.9%)、外見(8.3%)などの順となっていました。ただ、外国人の80.4%が韓国生活に「全般的に満足している」と答えたということです。
韓国に帰化した15歳以上の外国人は5万2000人で、前の年より3000人増加しました。