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日本で「反撃能力の保有」が記載された新たな安全保障関連3文書が閣議決定されたことについて、北韓は「日本の不当で欲深い野望実現に向けた企てに対し、実際的な行動で示す」と反発しました。
北韓は20日、外務省報道官の談話で、「日本が主張する反撃能力は、他国の領域を打撃するための先制攻撃能力だ」と批判しました。
そのうえで、「北韓の自衛権行使を口実に、再侵攻のための軍事力増強を行おうとする日本の愚かな行動は決して正当化できず、容認できない。危険な選択をしたことを自ら悟ることになるだろう」と述べました。
そして、「日本の軍備欲望に対して、アメリカだけが支持を示している。日本の再武装化を煽るアメリカには、北韓の自衛権行使に文句をつける資格と大義名分がない」と強調しました。
これに先立ち日本政府は16日、敵のミサイル基地などをたたく「反撃能力(敵基地攻撃能力)」の保有を含め、防衛力を根本的に強化するとして、安全保障関連3文書を閣議決定しました。