社会
「脳食いアメーバ」による死亡例 韓国で初
Write: 2022-12-26 11:48:50 / Update: 2022-12-26 14:00:53
脳に侵入して組織を破壊する、いわゆる「脳食いアメーバ」への感染による死亡例が、韓国で初めて確認されました。
疾病管理庁は26日、50代の男性が脳食いアメーバ「フォーラーネグレリア」に感染して死亡したと明らかにしました。
男性は、タイに4か月間滞在したあと今月10日に帰国しましたが、帰国当日から髄膜脳炎の症状が現れ、11日に病院に運ばれて治療を受けましたが、21日に死亡したということです。
男性から検体を採取して病原体の検査を行った結果、「フォーラーネグレリア」への感染が確認されたということです。
「フォーラーネグレリア」は、原発性アメーバ性髄膜脳炎(PAM)と呼ばれる致命的な脳の感染病の原因になる単細胞生物で、湖や川、温泉などに生息しています。
鼻腔を通って脳に侵入し、脳組織を破壊したり炎症を引き起こしたりすることから「脳食いアメーバ」とも呼ばれています。
ただ、空気感染はなく、人から人への感染もありません。
池栄美(チ・ヨンミ)疾病管理庁長は、「フォーラーネグレリアへの感染が報告された地域を旅行する際には、水泳などのレジャー活動を控え、きれいな水を使うなど注意してほしい」と呼びかけています。
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