大学や大学院卒業者の去年の就職率は67.7%と、新型コロナが流行する前の水準まで回復したことがわかりました。
教育部と韓国教育開発院のまとめによりますと、一昨年の夏または去年の春に、大学や大学院を卒業した54万9000人のうち、去年末までに就職した人の割合は67.7%と、前の年に比べ2.6ポイント増えました。
これは、新型コロナウイルスが流行する前の2019年の就職率 67.1%とほぼ同じ水準です。2020年は 65.1%と落ち込みました。
教育部は「卒業者の数が減った一方、就職する人が増えたことに加え、新型コロナの影響で冷え込んでいた雇用市場が回復していることがうかがわれる」と分析しています。
一方、首都圏の就職率は69.8%、地方の就職率は66.3%と、首都圏と地方の格差は3.5ポイントで、前の年より0.6ポイント広がっています。
地域別では、仁川が70.9%と最も高く、次いでソウルが70.1%、蔚山(ウルサン)が69.4%、大田(テジョン)が69.2%でした。
男女別では、男性の就職率が69.5%、女性が66.1%と、格差は3.4ポイントで、前の年に比べ0.6ポイント小さくなっています。