ソウル近郊の京畿道(キョンギド)果川(クァチョン)市で29日午後1時50分ごろ、高速道路で火災が発生し、5人が死亡、37人がけがをしました。
消防当局は、廃棄物を運ぶトラックから出火し、プラスチックでできたトンネル状の防音壁に燃え移り、火災が広がったとみています。
この火災で40台余りの車が影響をうけ、5人の死亡が確認されました。いずれもトラックとは反対車線を走っていた車の中から発見され、消防当局は煙を吸い込んで死亡したとみています。このほか、3人が重傷、34人が煙を吸うなどして軽いけがをしました。
トンネル状の防音壁は一時、真っ赤な炎に包まれましたが、ポンプ車など消防車両90台あまりと消防隊員およそ200人、消防ヘリコプターが出動して、火は2時間ほどで消し止められました。
当局は出火の原因などを調べています。