メニューへ 本文へ
Go Top

政治

韓国国防部「固体燃料ロケット2回目打ち上げ成功」

Write: 2022-12-31 10:30:17Update: 2023-01-02 17:17:56

韓国国防部「固体燃料ロケット2回目打ち上げ成功」

Photo : YONHAP News

韓国国防部は30日、独自の技術で開発した固体燃料ロケットの打ち上げに成功したと発表しました。 
 
ことし3月30日に初めての実験に成功しており、今回は2回目で、今後数年かけて固体燃料ロケットを完成させるとしています。

3月の実験ではフェアリング分離、段階分離、上段部の姿勢制御技術などが検証され、今回は追加の技術検証が行われたということです。

固体燃料エンジンは小型衛星や複数の超小型衛星を地球の低軌道に乗せるためのロケットに使われます。

今後、偵察衛星など小型の人工衛星を低コストで軌道に投入できるロケットを目指すということです。

発射準備に時間がかかる液体燃料とは異なり、固体燃料は移動が容易で緊急発射が可能な上に、費用も液体燃料の10分の1程度に抑えられるというメリットがあります。

ロケットに、衛星の代わりに武器を搭載すると、大陸間弾道ミサイル=ICBMになるため、固体燃料エンジンの宇宙ロケット保有国は、国際社会でICBM保有国と認識されます。

韓国の固体燃料ロケットの開発は、これまで韓米の「ミサイル指針」で制限されていましたが、去年5月に指針が撤廃され、開発が進められていました。

今回の打ち上げについては、事前の通知がなかったため、全国各地で未確認飛行物体または閃光を目撃したとの通報が相次ぎました。

日本でも関東から九州の広い範囲で閃光が確認され、SNSに目撃情報が相次いで投稿されたと現地のメディアが報じました。

国防部は、「打ち上げ前、発射経路と関連のある領空や海上には安全措置をとったものの、軍事保安上の問題で、国民に事前に報告できなかった」と説明しています。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >