北韓が31日午前、韓半島東の海、東海(トンヘ)に向けて短距離弾道ミサイル3発を発射しました。
韓国軍の合同参謀本部によりますと、北韓は31日午前8時ごろから平壌(ピョンヤン)近郊の黄海北道(ファンへブクト)中和(チュンファ)郡付近から東海に向け、短距離弾道ミサイル3発を発射したということです。
韓国とアメリカの情報当局は、飛行距離や高度などを分析中です。また韓米両軍は監視態勢を強化しています。
前日30日には、韓国が固定燃料エンジンを搭載した宇宙ロケットの発射実験を成功させていて、北韓のミサイル発射はこれに対抗する意味合いがあるものと見られています。
北韓は今月23日にも短距離弾道ミサイル2発を発射していて、今回の挑発は8日ぶりとなります。
北韓は今月26日から、新年の国家運営方針を決める重要会議、朝鮮労働党中央委員会の拡大総会が開かれていて、会議は31日も続くものと見られています。
今年に入り北韓の弾道ミサイル発射は38回、合わせて60発あまりとなります。
★2023年3月17日修正