北韓が元日未明、韓半島東の海、東海（トンヘ）に向けて弾道ミサイル1発を発射しました。

韓国軍の合同参謀本部によりますと、北韓は1日午前2時50分頃、首都平壌（ピョンヤン）近郊の龍城(ヨンソン)付近から東海に向け、短距離弾道ミサイル1発を発射したということです。

ミサイルは、およそ400キロ飛行し、日本のEEZ＝排他的経済水域の外側の東海に落下しました。

北韓は31日にも弾道ミサイルを発射していて、韓国軍は、北韓が二日連続、超大型放射砲「KN-25」を発射したものとみて分析を急いでいます。

北韓による元日のミサイル発射は異例のことです。

一方、北韓の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長は、去年末に行われた労働党中央委員会総会で戦術核兵器を大量生産し、核弾頭の保有量を大幅に増やす方針を明らかにしています。

北韓国営の朝鮮中央通信が1日、報じたところによりますと、金委員長は、先月26日から31日に行われた労働党中央委員会総会で、「2023年の核武力および国防発展の戦略」として、このような方針を示したということです。