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政治

固体燃料ロケット 国防部「宇宙大国への飛躍に向けた前進」

Write: 2023-01-02 14:48:16Update: 2023-01-02 17:35:16

固体燃料ロケット 国防部「宇宙大国への飛躍に向けた前進」

Photo : YONHAP News

国防部は、先月30日に固体燃料ロケットの打ち上げに成功したことについて、「韓国軍の宇宙戦力の基盤整備に向けた大きな道しるべであり、宇宙大国への飛躍に向けた前進だ」と評価しました。 
 
国防部はそのうえで、「韓国軍は、固体燃料ロケットに関する技術力とノウハウをもとに、数年以内に多数の小型衛星を地球の低軌道に投入できる宇宙ロケットを確保し、宇宙における監視偵察能力を大きく発展させていく」としています。
 
国防科学研究所は先月30日、忠清南道(チュンチョンナムド)泰安(テアン)郡にある安興(アンフン)総合試験場から、韓国独自の技術で開発した固体燃料ロケットの打ち上げに成功しています。
 
今回の試験では、最終的には4段からなるロケットの1段目を除いた形でおこなわれ、搭載した2段目から4段目までのエンジンの燃焼試験のほか、衛星などを格納する最上部のフェアリングと呼ばれるカバーの分離や上段部の姿勢制御技術などが検証されました。1段目のエンジンは現在設計が完成していて、今後、地上燃焼試験などを行う予定だということです。
 
固体燃料エンジンは小型衛星や複数の超小型衛星を地球の低軌道に乗せるためのロケットに使われ、国防部は、今後、追加の試験や技術検証を経て、2025年ごろに500キログラムの超小型合成開口レーダー(SAR)衛星を地上から500キロの軌道に乗せることを目指しています。
 
固体燃料エンジンの開発には北韓も力を入れていて、北韓は先月15日、固体燃料エンジンの地上での試験に成功し、推力は140トンに上ると発表しています。
 
これについて、国防部傘下の研究機関の関係者は、「宇宙発射体を軌道に乗せるには140トンをはるかに上回る推力が必要だ」とし、現在、韓国が開発中の1段目のエンジンの推力のほうが大きいと説明しました。

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