大韓航空など一部の航空会社は、機内で流れるアナウンスが多すぎるという乗客からの指摘を踏まえて、機内アナウンスを減らしていることがわかりました。
航空業界が4日、明らかにしたところによりますと、大韓航空は、先月中旬からパイロットによるアナウンスを行わないようにしているということです。これまでは、目的地到着の40分前に、機長が現地の気象情報などを案内していました。
LCC=格安航空会社のジンエアーは、到着前の機内アナウンスを、5時間以上の長距離路線だけで行うことにしました。
ティーウェイ航空も同様に、4時間以上の路線に限定する案を検討しています。
航空業界の関係者は、「機内アナウンスが流れると、その間は機内エンターテイメントのモニターが使えなくなり、映画鑑賞や睡眠などを妨害すると、乗客から不満の声が上がっていた」と背景を説明しました。