韓国の国会議員の代表団が先月末に台湾を訪れ、蔡英文総統らと面会していたことが、台湾政府の発表でわかりました。 中国は強く反発しています。
台湾の外務省によりますと、韓国の国会副議長を含む議員団は、12月28日から31日まで台湾を訪れたということです。
韓国の議員らは、蔡英文総統と、国会議長にあたる立法院の游錫堃院長と面会したほか、対中国大陸政策を担う大陸委員会との会議では、緊張が高まる中国と台湾の関係や、韓半島情勢について意見を交わしたということです。
台湾の外務省は、「韓国の議員団の訪問は、韓国の台湾に向けた支持と友情を表すものだ」と強調しました。
これについて、韓国の中国大使館は5日、声明を出し、「『一つの中国』の原則や、韓国と中国が国交を樹立した際の共同声明の精神に深刻に反するだけでなく、韓中の友好関係の発展をも損ねるものだ。中国はすでに韓国側に強く抗議している」と明らかにしました。