朴振(パク・チン)外交部長官は9日、中国の秦剛外相と電話会談しました。両者が会談するのは、昨年末の秦氏の就任後初めてです。
双方は会談で、韓国と中国の関係をさらに発展させるため、外交・国防閣僚会合(2プラス2)や、次官級の戦略対話、人文交流促進委員会などの開催を推進することで一致しました。
また、韓中サプライチェーンをめぐる対話や韓中自由貿易協定(FTA)交渉などの経済分野のほか、大気汚染や気候変動などの環境分野など、様々な分野における協力を強化していくことを確認しました。
そして、韓半島問題については、朴長官は、「北韓に軍事挑発を中断させ、非核化対話に復帰させることは、韓中の共通の利益だ」と強調し、中国政府に対し、韓半島の平和と安定に向けた建設的な役割を果たしてほしいと呼びかけました。
朴長官はまた、今月2日から、中国から入国する人に対してPCR検査を義務付けるなど、感染予防対策を強化したことについて、科学的根拠に基づく措置だったと説明したということです。