防疫当局によりますと、中国からの短期滞在の渡航者のうち、新型コロナウイルスに感染していた人は、2日連続で1割以下となりました。
中央防疫対策本部は10日、前日9日に中国から短期滞在で入国した外国人401人のうち、5.5%にあたる22人が新型コロナに感染していたと明らかにしました。
防疫当局は今月2日、中国から入国する短期滞在者は入国直後に空港でPCR検査を行い、韓国人と長期滞在の外国人に対しては入国してから24時間以内に居住地周辺の保健所で検査を受けるよう義務付けました。
また、5日からは、中国からの渡航者に対して、中国を出国する48時間以内に受けたPCR検査、または24時間以内に受けた抗原検査の陰性証明書の提出を義務付けています。
短期滞在者の入国後のPCR検査による陽性率は、水際対策が強化された5日は12.6%、6日23.5%、7日14.8%と2桁台でしたが、8日は3.9%、9日は5.5%と、この2日間は1桁台となっています。
中国を出国する直前に検査を行っているにもかからわず、韓国入国後に陽性判定を受ける人が相当数いることや、陽性率が上下しているのは、中国の検査が韓国より精度が低い点などが背景にあるとされています。
入国後のPCR検査が導入された2日以降、これまでに陽性判定を受けた人は合わせて390人で、陽性率は17.5%となっています。