梨泰院(イテウォン)転倒事故を捜査している特別捜査本部は、事故直後の11月1日に発足してから74日目となる13日に捜査結果を発表し、活動を終えることになりました。
特別捜査本部はこれまで、李林宰(イ・イムジェ)前ソウル龍山警察署長や龍山(ヨンサン)区庁の朴熙英(パク・ヒヨン)区長など主な被疑者10人を業務上過失致死傷などの疑いで検察に書類送検しました。
このうち、ソウル警察庁のパク・ソンミン前情報部長と龍山警察署のキム・ジノ前情報課長は身柄を拘束され、裁判を控えています。
また、災害発生時に人命救助や応急処置などの緊急措置を指揮する緊急救助チームの運営に関して、虚偽の文書を作成した疑いがかけられている消防庁の関係者なども検察に書類送検する予定です。
一方、行政安全部やソウル市などの上級機関に対しては、法的責任を追及するのは難しいと判断し、「嫌疑なし」とする方針です。
また、尹熙根(ユン・ヒグン)警察庁長に対しても、大勢が密集する状況における交通管理の法的義務がないという理由で立件しない見通しです。
特別捜査本部は、事件に関するすべての捜査結果を検察に移管する予定です。