政府は、去年11月に始まった新型コロナウイルスの流行の第7波が減少傾向にあるという見解を明らかにしました。
曺圭鴻(チョ・ギュホン)保健福祉部長官は11日午前、新型コロナ対策を話し合う会議で、先週の一日あたりの平均感染者数が5万9000人台となり、2週間連続で減少したことを挙げ、「流行の第7波が減少傾向に転じた」と述べました。
感染状況を示す指標の1つとされる「実効再生産数」も、12週間ぶりに1を下回りました。
実効再生産数は、1人の感染者が平均して何人に感染させるかを表す指標で、1を上回ると感染者が増加傾向にあり、1を下回ると減少傾向にあると判断します。
屋内でのマスク着用については、着用義務を解除する条件が整ったものの、政府は感染者数とワクチンの接種率など関連の指標のほかにも、中国など海外の状況を総合的に踏まえて判断する方針です。
10日に中国から韓国に入国した短期滞在の外国人320人のうち、感染者は47人でした。陽性率は14.7%で、3日ぶりにふたたび2桁台に増えています。