日本の植民地支配をめぐる日本の責任と謝罪を強調してきた鳩山由紀夫元総理大臣が、韓国の友堂（ユダン）李会栄（イ・フェヨン）先生教育文化財団による友堂特別賞を受賞しました。  
 
この財団は、新興武官学校の設立者で、独立活動家だった友堂・李会栄先生を記念するため、2019年に友堂賞を設け、毎年、独立運動精神や平和思想の実現に努めた人を選定して、授与しています。
 
財団は鳩山氏を選定した理由について、「朝鮮への植民地支配を痛烈に批判してきた良心的政治家で、『友愛』を精神に掲げ、東アジアの平和と繁栄、世界平和の実現のために取り組んできたリーダーだ」と説明しました。
 
鳩山氏は11日の授賞式で、「今後も、賞に恥じないよう、韓日両国の間に立ちはだかっている歴史的事実を認め、謝罪の気持ちを忘れず、同時に未来志向の観点から、両国間の友好発展や東アジアの平和構築に努めていきたい」と感想を語りました。
 
授賞式には、朴敏植（パク・ミンシク）国家報勲処長、文喜相（ムン・ヒサン）元国会議長、李洪九（イ・ホング）元国務総理ら政界の要人と独立運動家の子孫ら合わせて50人あまりが出席しました。