中央銀行の韓国銀行は、政策金利を0.25ポイント引き上げて3.5%にすることを決めました。
これは、2008年12月以来の高さです。
韓国銀行は13日、定例の金融通貨委員会で利上げを決定しました。
政策金利の引き上げは、去年4月、5月、7月、8月、10月、11月に続いてこれで7回目で、引き上げの連続記録を更新しました。
物価上昇が続いていることが背景にあるとみられています。
去年12月の消費者物価指数は前の年に比べて5.0%上昇しています。上昇率は去年7月に6.3%とピークに達してから下がっていますが、5月以降、8か月連続で5%以上となっています。
消費者が物価の先行きをどう考えているかを示す、今後1年間の「期待インフレ率」も、去年の12月の時点で3.8%と高い水準です。
韓国とアメリカの政策金利の差が広がっていることも利上げの判断につながったものとみられます。
去年12月にアメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が0.5%の利上げに踏み切ったことで、韓国とアメリカの政策金利の差は最大で1.25ポイントとなり、この22年あまりの間でもっとも大きくなっていました。
韓国の政策金利がアメリカの政策金利を大幅に下回ってしまうと、外国人による投資資金が韓国市場から引き揚げられ、ウォン安が一気に進むおそれがあります。ウォンが安くなると、輸入品の価格が上がり、国内の物価がさらに上昇する要因となります。
今回の政策金利の引き上げによって、アメリカとの金利差はこれまでの最大1.25ポイントから1.00ポイントに縮まりました。
一方、金融通貨委員会は、ことしの韓国の経済成長率の見通しについて、「世界経済の低迷や利上げの影響で、成長の勢いが弱まるとみられる」として、去年11月に示した1.7%を下回ると予想しました。