韓国人の98.6%が新型コロナの抗体を保有していて、感染によって抗体を獲得した人は70%にのぼることがわかりました。
疾病管理庁の国立保健研究院が去年12月7日から22日にかけて、7500人あまりを対象に調査した結果、新型コロナの抗体保有率は98.6%でした。
これは、ワクチン接種と感染による抗体の獲得を合計したものです。
抗体保有率は、去年9月に行われた前回の調査での97.6%に比べて1ポイントしか上がっていませんが、感染によって抗体を獲得した人は、前回の調査に比べて12.8ポイント増えて、70%となっています。
感染による抗体保有率は、ワクチンの接種率が低い小児・青少年で高く、高年齢層で低くなっています。
疾病管理庁は、「抗体保有率が高いことが、個人一人ひとりのウイルスに対する防御力が高いことを意味するわけではない。抗体は時間の経過とともに減少することが国内外の研究で報告されている」と注意を促すとともに、「60代以上は重症化を防ぐためにワクチンの追加接種が必要だ」と述べ、積極的なワクチン接種を呼びかけました。